HSPと共に歩む:健全な人間関係を築くための整理

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無理のない関係を選ぶという決断

人間関係は、時に見直すことで心地よいものになります。私は、自分の感受性の強さを考慮し、心が穏やかに過ごせる関係を大切にすることに決めました。

転校を繰り返したり、関東から関西へ移住したりと、環境の変化が多く、友人の数はもともと少なめでした。その中でも、大切な友人たちとの思い出は色褪せることなく、私の人生を彩ってくれています。もともと「狭く深く」というスタンスで友人関係を築いてきましたが、改めて無理なく付き合える関係を選ぶことで、より安心して過ごせるようになりました。

悩んだ末、これからも自然体で付き合い続けていける友人として、女性3人、男性3人を大切にしていくことにしました。決して多くはないかもしれませんが、無理をせず、心から安心できる人との関係こそが、私にとって最適な形だと感じています。

ある友人からの言葉 「〇〇ちゃんは、気にしないでって言っても無理だもんね!」 この言葉に救われたことは何度もあります。自分の性格や気質を理解してくれる友人がいることは、本当にありがたいですね。

もちろん、これからも新しい出会いには前向きでいたいです。気の合う人と自然に出会えたら嬉しいし、新たな関係を築くことにも楽しみを感じています。

感受性が強い、と感受性が豊か、どう違うの?

感受性が強いとは

外からの刺激や印象を感じ取るはたらきが強いということ。
置かれた状況や他人の言葉などで心が動かされやすい。
言い換えれば周囲からの影響を受けやすいということ。
「感受性が強い人」は、他人の気持ちに寄り添ったり共感したりすることが得意と言えますが、それによってストレスを感じることも。

感受性が豊かとは

「感受性が強い」同様、感じ取るはたらきに優れているということ。
他人の感情をまるで自分のことのように感じることもあり、「人の心の痛みや喜びへの理解力が高い」こと。
それによって、他人に対して優しくなれる反面、他人事を自分事のように受け止めて傷ついてしまうことも。


読んでみると、「まさにその通り!」と強く共感してしまいます。こんな生き方を続けていると、心が疲れてしまうこともありますよね。

でも、この二つの表現の違いわかりますか?
言い換えているだけで、ほとんど同じ意味に見えます。

実は、友人関係だけでなく、20年ほど前から家族がつけているテレビ番組以外の地デジも、ほぼ見なくなりました。

理由は、次のような番組に心を消耗させたくなかったからです。

  • バラエティ番組での過激な発言や無茶なチャレンジ
  • 自分にはどうすることもできない辛いニュース
  • 私利私欲ばかりの政治家たちの報道

知っても変えられないことで感情が振り回されるなら、できるだけ距離を置こうと決めたのです。

その結果、地デジを長年見なくても特に困ることはなく、今も変わらず見ていません。

とはいえ、9.11や3.11の出来事を知らなかった時は、友人に驚かれました。いまでは、ブラウザのトップニュースには目を通しているので、完全に情報を遮断しているわけではなく、数時間遅れで知る程度です。

テレビを見なくなったことで、空いた時間を家族との時間や自分の趣味に充てられるようになり、より充実した日々を過ごせるようになりました。

HSPについて

HSP(エイチ・エス・ピー)とは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき感受性が強く敏感な気質の人を指します。

以下の設問に当てはまるほど HSP の可能性が高いといわれています。

HSP診断

  • 物事を始める前に、あれこれ考えてしまうことが多い
  • 調べ物をするときは、深く掘り下げてしまうことが多い
  • 物事の本質や意味を知りたいと思うことが多い
  • お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまうことが多い
  • 物事を終わらせるまでに、細かいことに気を取られてしまうことが多い
  • 人混みや大きな音、騒音が苦手である
  • 友達との時間は楽しいが、帰宅すると疲れてしまうことが多い
  • 映画や音楽、テレビ番組、本などの芸術作品に感動して泣くことが多い
  • 人の些細な言葉に傷つきやすく、いつまでも忘れられないことが多い
  • 些細なことに過剰なほど驚いてしまうことが多い
  • 人が怒られていると自分のことのように感じてしまうことが多い
  • 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入しやすく、号泣することが多い
  • 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかることが多い
  • 言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察できる
  • 人の気持ちを考えすぎて、自分の気持ちがわからなくなることが多い
  • 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまうことが多い
  • 強い光や日光のまぶしさなどが苦手である
  • 近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなることが多い
  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまうことが多い
  • 肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になることが多い
  • 第六感がはたらき、よく当たることが多い

何個当てはまりましたか?
私は18個も当てはまりました!(笑)
今後も改めて、自分の気質と向き合いながら、「無理だな」と感じた人とは、じっくり時間をかけて距離を置くことを決めました。
公言するのではなく、自然にフェードアウトしていく形を選びました。
もちろん寂しさを感じることもありますが、これからは無意味に苛立ったり、悲しんだり、傷ついたりする機会が減っていくはずです。

まとめ

人間関係を見直し、自分にとって無理なく心地よい友人関係を選ぶことの大切さを実感しました。
感受性が強いことは長所でもあり、時には負担になることもあります。だからこそ、周囲の影響を受けすぎないよう、自分を守る工夫が必要です。
それでも、心が安らぐ関係を大切にしながら、新たな出会いにも柔軟に向き合っていきたいと思います。

あなたはあなたのままで、十分価値のある存在です。
無理に人に合わせようとせず、自分を大切にしながら心地よい関係を築いていけますように。

こういった本が肩の力を抜くきっかけにもなりますよ

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