「このフォルダのどこかに書いてあったはず…」
「ログファイルからエラーだけ抜き出したい…」
そんなとき、サクラエディタのGrep検索があれば一発解決です。
こんな場面でも活躍します!
- ブログの引っ越し時:旧ブログのバックアップファイルから、特定のURLや内部リンクを一括抽出して、リダイレクト設定やリンク修正に活用できます。
- CSVファイルの整理:商品データや顧客リストなど、大量のCSVから特定の条件に合う行だけを抽出して確認できます。
- 原稿のチェック:執筆中の複数記事から、誤字や特定の表現(例:「ですます調」や「〜してください」)をまとめて検索して、表記ちがいを防ぐことができます。
- コードレビューや修正:複数のプログラムファイルから、特定の関数名や変数名を検索して、修正漏れを防止できます。
このように、Grep検索は「探す」だけでなく「整える」「見直す」作業にも役立ちます。
サクラエディタを使っている方なら、ちょっとした工夫で作業効率がぐっと上がりますよ。
この記事で分かること
- Grep検索の基本と使い方(サクラエディタ版)
- 正規表現を使った便利な検索テクニック
- 他のブロガーがあまり触れていない「マクロ連携による自動化術」
Contents
Grep検索って何?
Grep検索とは、テキストファイルの中から特定の文字列やパターンを探し出す機能です。
サクラエディタでは、複数ファイル・複数フォルダを一括で検索でき、結果にはファイル名・行番号・内容が表示されます。ダブルクリックで該当箇所にジャンプできるのも便利!
サクラエディタでの基本操作

- メニューから「検索」→「Grep」を選択
- 検索条件(文字列や正規表現)を入力
- 検索場所・対象ファイル・除外設定などを指定
- 「OK」で検索開始!
出力ウィンドウに結果が一覧表示され、目的の情報にすぐアクセスできます。
サクラエディタは以下からダウンロードできます
マクロ連携でGrep検索を自動化
実はサクラエディタのマクロ機能を使えば、Grep検索を自動化できます。たとえば、毎朝ログファイルから「ERROR」だけを抽出して確認する…そんなルーチンもワンクリックで完了。
マクロ例(VBScript):
GrepSearch "ERROR", "C:\logs", "*.log"このように、定型作業を効率化できるのがサクラエディタの強み。Grep検索とマクロを組み合わせることで、作業時間を大幅に短縮できます。
正規表現でさらに柔軟に!
Grep検索では、正規表現を使うことで複雑なパターンにも対応できます。
\d+:数字の連続(例:123, 4567)https?://\S+:URLを抽出\d{2,4}-\d{2,4}-\d{4}:電話番号形式に一致(abc|def)g:abcgまたはdefgに一致
これらを使えば、単なる文字列検索を超えた「情報抽出ツール」として活用できます。
まとめ
- Grep検索は複数ファイルをまたいで高速に検索できる
- 正規表現で柔軟なパターンマッチングが可能
- マクロ連携で定型作業を自動化できるのが他と違う強み
「探す時間」を「見つける時間」に変えるGrep検索。
まだ使ったことがない方も、ぜひ一度試してみてください。
日々の作業が驚くほどスムーズになりますよ。


