猫のブラッシングの正しい方法|頻度・ブラシの種類・嫌がる猫への工夫をまとめて解説

ブラッシングって、猫が喜んでくれる日もあれば、さっさと逃げていく日もありますよねw

わがやのじゅにあも気分屋で、昨日は気持ちよさそうにゴロゴロしていたのに、今日はブラシを見た瞬間にぷいっとされることがあります。「イヤなのかな」と思いながらも、換毛期になると抜け毛の量を見て、やっぱり続けたい…と思う。その繰り返しをしてきました。

ブラッシングは、抜け毛の処理だけが目的じゃありません。毛玉の予防、皮膚の健康チェック、そして猫との信頼関係を深める時間でもあります。うまくいかない日があっても大丈夫。「少しずつ慣れてもらえればいい」くらいの気持ちで取り組めると、お互いに楽になります。

この記事で分かること
  • 毛質・年齢別のブラッシング頻度の目安
  • ブラシの種類と選び方(短毛・長毛・換毛期)
  • 嫌がる猫への慣れさせ方と続けるコツ
  • ブラッシング中に気づける健康チェックのポイント
Contents

猫にブラッシングが必要な理由

緊張している顔の猫

ブラッシングの目的は「抜け毛を取る」だけではありません。やってあげることで、猫にとっていくつかの嬉しい効果があります。

飲み込む毛の量が減るので、毛玉の吐き戻しや毛球症のリスクが下がります。皮膚の血行が促進されて、被毛のツヤが出やすくなることも。

また、全身を触ることでしこりや皮膚の異常に早めに気づけるという、健康チェックの役割もあります。

それに、猫が嫌がらずに受け入れてくれるようになると、スキンシップの時間としてもとても心地よいものになります。

毛質・年齢別のブラッシング、どのくらいの頻度でやればいい?

リラックスしてブラッシングをされている猫

猫の毛の長さや時期によって、必要な頻度は変わります。

短毛種(ベンガル・アメリカンショートヘアなど)

通常期は週2〜3回程度でも十分なことが多いです。

ただし換毛期(春と秋)は抜け毛が一気に増えるため、できれば毎日か1日おきが理想です。

長毛種・セミロング(メインクーン・ラグドールなど)

毛が絡まりやすいため、できれば毎日が目標です。

最低でも2日に1回は行いたいところ。特にわきの下・後ろ足の付け根・お腹まわりは毛玉になりやすいので念入りに。

子猫(生後3〜6か月ごろ)

まだ抜け毛は少ないですが、ブラッシングに慣れさせる練習をする大切な時期です。短時間でいいので、毎日軽く触れるだけでも効果があります。

シニア猫(7歳以上)

自分でグルーミングする体力が落ちてくる子もいます。

飼い主がブラッシングで補助してあげることで、被毛の清潔を保ちやすくなります。力加減はやさしめに。

ブラシの種類と毛質別の選び方

ブラシは種類が多くて迷いますよね。大きく分けると以下の4種類です。

スリッカーブラシ

細かい針状のピンが並んでいるブラシ。
抜け毛や絡まった毛をほぐすのが得意で、長毛種や換毛期の短毛種に向いています。ピンが硬すぎると皮膚を傷つけることがあるので、「ソフトタイプ」を選ぶと安心です。

コーム(目の粗いくし・細かいくし)

ブラシの後仕上げに使います。
特に長毛種は絡まりが残っていないか、コームで確認するのがおすすめです。粗目でほぐし、細目で整えるのが基本です。

ラバーブラシ(シリコンタイプ)

ゴム素材で静電気が起きにくく、短毛種の抜け毛をやさしく取るのに向いています。
マッサージ感覚で使えるので、ブラッシングが苦手な猫の慣れさせ用としても使いやすいです。

グローブブラシ

手袋型になっていて、撫でながら抜け毛を取れます。
「ブラシを怖がる猫」への最初の一歩として使いやすいタイプです。普通に撫でているように見えるので、猫も警戒しにくいのがポイント。

猫用ブラシの代表4種
ブラシの種類向いている毛質特徴
スリッカーブラシ長毛・換毛期絡まった毛をほぐす
コーム(目粗)長毛ブラシ後の仕上げ・絡まり確認
ラバーブラシ短毛・敏感な猫やさしい使い心地・静電気少ない
グローブブラシブラシ嫌いな猫全般撫でる感覚で慣れさせやすい

猫用ブラシの選び方に迷っている方はこちらが参考になります。

猫の正しいブラッシング 5STEP

順番を意識するだけで、猫が嫌がりにくくなります。

STEP

タイミングを選ぶ

猫がリラックスしている時間を狙います。
食後のうとうとタイムや、飼い主の隣でくつろいでいるタイミングが成功しやすいです。
遊んだ直後や寝ているところを起こすのはNGです。

STEP

まず手で全体を撫でる

いきなりブラシを当てず、最初は手でやさしく全体を撫でて緊張をほぐします。このひと手間で、その後のブラッシングがスムーズになります。

STEP

背中から始めて、顔まわりへ

触られやすい「背中・腰・頬」から始めて、慣れてきたらお腹・わきの下・しっぽへ進みます。
嫌がる場所は最後にするか、その日は無理しないのが長続きのコツです。

毛の流れに沿ってブラシを動かすのが基本で、逆方向に強くかけると皮膚を傷つけることがあります。

STEP

絡まりはほぐしながら、引っ張らない

長毛種は毛玉ができやすいです。
絡まりを見つけたら、根元を指で押さえて引っ張りを防ぎながら、少しずつほぐします。

ひどい毛玉は無理せずトリマーさんや動物病院へ。

STEP

短時間で終わらせ、ほめて終わる

1回5〜10分が目安です。
最後に「えらかったね」と声をかけたり、おやつをあげたりしてポジティブに締めくくると、次のブラッシングへの抵抗が減ります。

ブラッシングを嫌がる猫への慣れさせ方

ブラッシングを嫌がり白人飼い主から走り去る猫。

「ブラシを出した瞬間に逃げる」という猫には、段階的に慣れてもらう方法が有効です。

STEP

ブラシを「存在させる」

まずブラシを猫の近くに置いておくだけ。
においを嗅いで確認させます。無理に近寄らせようとしないことが大切です。

STEP

ブラシで軽く触れるだけ

背中や頬など、猫が触られやすい場所にブラシをそっと当てて、すぐ離します。嫌がらなければ小さくほめます。

STEP

少しずつ時間を延ばす

1日2〜3回、30秒ずつからでも十分です。
少し動かせたら少しほめる、を繰り返します。

じゅにあも最初はブラシを見ると走って逃げていましたが、撫でることから始めて感覚に慣れてから普通のブラシに移行したら、だいぶ受け入れてくれるようになりました。焦らないことが本当に大事です。

また、過去に痛い思いをしたことがある猫はなかなか慣れないこともあります。そういう場合は無理に続けず、「今日はここまで」と切り上げる勇気も必要です。

ブラッシング中にチェックしたい健康サイン

グルーミングしている猫

ブラッシングは全身を触る絶好のタイミング。
ついでに健康チェックも習慣にできると一石二鳥です。

気にしておくといいポイントは、

  • 皮膚の赤みやかさぶた
  • フケが増えていないか
  • ハゲや薄くなっている部分がないか
  • しこりや腫れのようなものが触れないか
  • 毛並みのツヤが急に落ちた
  • 抜け毛が異常に多い

「いつもと違う」と感じたら、動物病院で相談を。

換毛期のブラッシング、どう乗り越える?

春と秋の換毛期は、抜け毛の量が普段の数倍になることもあります。「どれだけ取っても出てくる」という経験をされている方も多いはずです。

この時期は

  • ブラッシングの回数を増やす
  • スリッカーブラシやアンダーコート用ブラシを活用
  • コロコロやペット用掃除機で部屋の抜け毛対策

が助けになります。

換毛期のお掃除のヒントを探している方はこちら

猫のブラッシング Q&A

ブラッシングはどのくらいの力でやればいい?

皮膚が引っ張られない程度のやさしい力が基本です。

ブラシを「乗せる」感覚で、毛の流れに沿って軽く滑らせるだけで十分です。

毛玉(絡まり)ができてしまったら、自分でほぐせる?

小さい絡まりなら、指で根元を押さえながら少しずつほぐすのも可能。

ただし無理に引っ張ると皮膚を傷つけるので、大きな毛玉はトリマーさんや動物病院に任せるのが安心です。

ブラッシング後に猫が毛を食べようとするのは大丈夫?

少量であれば問題ないことがほとんどですが、大量に食べてしまうのは避けたいところ。ブラッシング後の毛はこまめに捨てましょう。

ハンモックでお昼寝をしている猫

まとめ

ブラッシングは「毎日完璧にやること」より、「猫がいやにならない範囲で続けること」の方が大切です。

嫌がられたら短く、機嫌が良ければ少し長めに。そのくらいの柔軟さで十分です。
焦って無理に続けると、ブラシそのものを嫌いになってしまうこともあるので、猫のペースに合わせながら少しずつ慣れてもらいましょう。

じゅにあとのブラッシングタイムも、最初はわずか30秒→今では5分ほどならゴロゴロしながら付き合ってくれるようになりました。その小さな変化がとても嬉しいです。

換毛期は毛玉の吐き戻しが増えやすい時期でもあります。水分補給や毛玉ケアおやつもあわせて取り入れておくと安心です。

毛玉ケアおやつについてはこちら

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