初めて猫を飼うなら、性格が穏やかで人懐っこく、お手入れもしやすい猫種を選ぶのがおすすめです。猫にはそれぞれ個性がありますが、品種によって「こんな傾向がある」という特徴を知っておくと、自分のライフスタイルに合った子を見つけやすくなります。
この記事では、初心者さんでも飼いやすいとされる猫種をランキング形式でご紹介します。性格の特徴やお手入れの頻度、かかりやすい病気まで、それぞれの猫種の魅力と注意点をまとめました。
- 飼いやすい猫種TOP10の性格と特徴
- 子猫→成猫の比較を画像で確認
- 猫種別のお手入れ頻度と手間
- 初心者が注意すべき遺伝性疾患
- ライフスタイル別のおすすめ猫種
- 猫種選びで失敗しないポイント
猫種選びは「見た目の可愛さ」だけでなく、一緒に暮らす15年以上の生活を想像しながら決めることが大切です。活発で遊ぶのが大好きな猫もいれば、のんびり穏やかに過ごすのが好きな猫もいます。
わたしも初めて猫を迎えるときは、どの子が良いのか本当に迷いました。でも、性格や特徴を知ってから選んだおかげで、わがやの暮らしにぴったりの子と出会えました。あなたにとって最高のパートナーが見つかるよう、この記事がお手伝いできたら嬉しいです。
飼いやすい猫種を選ぶ3つのポイント
ランキングを見る前に、まずは「飼いやすい」とはどういうことなのか、基準を確認しておきましょう。

1.性格が穏やかで人懐っこい
初めて猫を飼う場合、人に慣れやすく甘えん坊な性格の猫種だと、お世話もしやすく信頼関係が築きやすくなります。警戒心が強すぎる子だと、病院に連れて行くときや爪切りなどのケアが大変になることもあります。
おおらかで社交的、抱っこされても嫌がらない傾向がある猫種は、初心者さんにとって心強いパートナーになってくれます。
2.お手入れの手間が少ない
短毛種は長毛種に比べてブラッシングの頻度が少なく、毛玉もできにくいためお手入れが楽です。忙しい生活を送っている方や、初めて猫を飼う方には、お手入れに時間をかけずに済む短毛種がおすすめです。
長毛種は美しい見た目が魅力ですが、毎日のブラッシングが必要で、放っておくと毛玉ができて皮膚トラブルの原因にもなります。
3.健康で丈夫な体質
遺伝性疾患のリスクが比較的低く、体が丈夫な猫種を選ぶと、医療費の心配も減り、長く健康に暮らせる可能性が高まります。特定の猫種には、特有の病気にかかりやすい傾向があるため、事前に知っておくことが大切です。
もちろんどんな猫も病気になる可能性はありますが、品種改良の影響で体の構造に負担がかかりやすい猫種もあるので注意が必要です。
飼いやすい猫種ランキングTOP10
それでは、初心者さんでも飼いやすいとされる猫種を、ランキング形式でご紹介していきます。
第1位:アメリカンショートヘア

性格: 明るく社交的で遊び好き。人にも他のペットにもフレンドリーで、初対面の人にも警戒しにくい傾向があります。好奇心旺盛で活発ですが、しつこく構われるのは苦手な一面も。適度な距離感を保てるバランスの良い性格です。
お手入れ: 短毛種なので週2〜3回のブラッシングで十分。抜け毛は多めですが、毛玉ができにくくお手入れは簡単です。
体格: 中型でがっしりした筋肉質な体つき。オスは4〜7kg、メスは3〜6kg程度。
注意点: 食欲旺盛で太りやすい傾向があるため、食事量の管理と適度な運動が必要です。肥満は関節や心臓への負担になるので注意しましょう。
こんな人におすすめ: 活発で遊び好きな猫と暮らしたい方、お手入れに時間をかけたくない方、他のペットとも仲良くできる猫を探している方。
第2位:スコティッシュフォールド

性格: とても穏やかで人懐っこく、甘えん坊。飼い主のそばにいることを好み、膝の上で寝るのが大好きです。鳴き声も小さく、マンションでも飼いやすい性格。のんびり屋さんで、激しく動き回ることは少なめです。
お手入れ: 短毛種なら週2〜3回、長毛種なら毎日のブラッシングが必要。耳が折れているタイプは耳掃除をこまめに行いましょう。
体格: 中型で丸みのある体つき。オスは3〜6kg、メスは2.5〜5kg程度。
注意点: 折れ耳の遺伝子は骨や軟骨の異常を引き起こすことがあり、関節炎や骨瘤(こつりゅう)のリスクがあります。信頼できるブリーダーから迎え、定期的な健康診断を受けることが重要です。
こんな人におすすめ: 甘えん坊な猫と密接に暮らしたい方、静かで落ち着いた性格の猫が好きな方。遺伝性疾患のリスクを理解し、健康管理に配慮できる方。
第3位:ラグドール

性格: 名前の通り「ぬいぐるみ」のように抱っこされても脱力してくつろぐほど、穏やかで従順。人懐っこく、子どもや他のペットとも上手に付き合えます。鳴き声も小さく、おっとりした性格で攻撃性はほとんどありません。
お手入れ: 長毛種ですが、毛質が絡まりにくいため、毎日ブラッシングすれば毛玉の心配は少なめ。換毛期は抜け毛が増えるので注意が必要です。
体格: 大型猫で、オスは6〜9kg、メスは4〜7kg程度。成長がゆっくりで、成猫になるまで3〜4年かかります。
注意点: 大型猫なので、キャットタワーやトイレは大きめサイズを用意しましょう。運動量は少なめですが、肥満には注意が必要です。
こんな人におすすめ: 抱っこ好きな猫と暮らしたい方、落ち着いた性格の大型猫が好きな方、毎日ブラッシングができる方。
第4位:ブリティッシュショートヘア

性格: 穏やかでマイペース、独立心が強く一人でいることも平気。甘えん坊すぎず、べったりした関係を求めない猫です。静かで落ち着いており、鳴くことも少なめ。留守番も苦にしないタイプが多いです。
お手入れ: 短毛種で密度の高い被毛を持ちますが、週2〜3回のブラッシングで十分。抜け毛は多めです。
体格: 中〜大型で筋肉質。オスは4〜7kg、メスは3〜5kg程度。丸い顔と大きな目が特徴的です。
注意点: 太りやすい傾向があるため、食事管理と適度な運動が必要。心筋症のリスクがやや高いとされているので、定期的な健康診断を受けましょう。
こんな人におすすめ: 適度な距離感を保てる猫が好きな方、留守がちな一人暮らしの方、落ち着いた性格の猫と暮らしたい方。
第5位:ミヌエット(旧ナポレオン)

性格: 明るく人懐っこく、甘えん坊。マンチカンとペルシャ系の交配で生まれた猫種で、両方の良いところを受け継いでいます。遊び好きで社交的、人にも他の動物にもフレンドリーです。
お手入れ: 短毛種なら週2〜3回、長毛種なら毎日のブラッシングが必要。顔周りは涙やけしやすいので、こまめに拭いてあげましょう。
体格: 小〜中型で、オスは3〜4kg、メスは2.5〜3.5kg程度。短足タイプと長足タイプがいます。
注意点: 短足タイプは椎間板ヘルニアのリスクがあるため、高いところからの飛び降りには注意。ペルシャ系の血を引くため、多発性嚢胞腎のリスクもあります。
こんな人におすすめ: 小柄で可愛らしい見た目が好きな方、甘えん坊な猫と暮らしたい方、遊び相手をしてあげられる方。
第6位:マンチカン

性格: 明るく好奇心旺盛で、遊ぶのが大好き。短い足でも俊敏に動き回り、高いところにも登ります。人懐っこく甘えん坊で、社交的な性格です。
お手入れ: 短毛種なら週2〜3回、長毛種なら毎日のブラッシングが必要。比較的お手入れしやすい猫種です。
体格: 小〜中型で、オスは3〜4.5kg、メスは2.5〜3.5kg程度。短足が特徴ですが、長足タイプもいます。
注意点: 短足は椎間板ヘルニアや関節炎のリスクがあります。高すぎるキャットタワーは避け、床にクッション性のあるマットを敷くなど配慮が必要です。
こんな人におすすめ: 活発で遊び好きな猫と暮らしたい方、短足の可愛らしい見た目が好きな方、健康管理に気を配れる方。
第7位:ロシアンブルー

性格: 静かで控えめ、飼い主には忠実で愛情深いですが、知らない人には警戒心を見せます。「犬のような猫」とも呼ばれ、飼い主にだけ懐く傾向があります。鳴き声が小さく、賢いのでしつけもしやすいです。
お手入れ: 短毛種で毛並みが美しく、週2回程度のブラッシングで十分。比較的抜け毛も少なめです。
体格: 中型でスリムな体つき。オスは4〜5.5kg、メスは3〜4kg程度。グリーンの目とブルーグレーの被毛が特徴的です。
注意点: 神経質な面があり、環境の変化やストレスに敏感。静かで落ち着いた環境を好みます。飼い主以外の人が頻繁に来る家では、ストレスを感じやすいかもしれません。
こんな人におすすめ: 静かで落ち着いた環境で暮らしている方、一人暮らしや夫婦だけの家庭、特定の人だけに懐く猫が好きな方。
第8位:ノルウェージャンフォレストキャット

性格: 穏やかで優しく、人懐っこい大型猫。社交的で子どもや他のペットとも仲良くできます。遊び好きですが、落ち着いた性格でもあり、バランスが良いです。北欧の森林出身で、寒さに強い体を持っています。
お手入れ: 長毛種ですが毛質がサラサラしているため、毛玉はできにくいです。それでも毎日ブラッシングすることで、美しい被毛を保てます。
体格: 大型猫で、オスは5〜7kg、メスは3.5〜5.5kg程度。がっしりした骨格と豊かな被毛が特徴です。
注意点: 成長がゆっくりで、成猫になるまで3〜4年かかります。肥大型心筋症や股関節形成不全のリスクがあるため、定期的な健康診断が大切です。
こんな人におすすめ: 大型猫が好きな方、毎日ブラッシングができる方、穏やかで優しい性格の猫と暮らしたい方。
第9位:メインクーン

性格: 「穏やかな巨人」と呼ばれるほど、温厚で優しい性格。人懐っこく、飼い主に忠実。賢くて社交的で、子どもや他のペットとも仲良くできます。遊び好きで、大型猫ながら活発な一面もあります。
お手入れ: 長毛種ですが、毛質がしっかりしているため、毛玉は比較的できにくいです。それでも週3〜4回はブラッシングが必要です。
体格: 世界最大級の猫種で、オスは6〜10kg、メスは4〜6kg程度。成長に4〜5年かかることもあります。
注意点: 大型猫なので、広いスペースと頑丈なキャットタワーが必要です。肥大型心筋症や股関節形成不全、脊髄性筋萎縮症のリスクがあるため、信頼できるブリーダーから迎えましょう。
こんな人におすすめ: 大型猫に憧れる方、広い住空間がある方、毎日ブラッシングができる方、温厚な性格の猫と暮らしたい方。
第10位:ベンガル

性格: 野生的な見た目ですが、人懐っこく社交的。とても活発で運動量が多く、高いところに登ったり走り回ったりするのが大好きです。賢くて好奇心旺盛、水を怖がらない子も多いです。
お手入れ: 短毛種で毛並みがなめらか。週1〜2回のブラッシングで十分です。比較的お手入れは楽な方です。
体格: 中〜大型で筋肉質。オスは5〜8kg、メスは3〜5kg程度。ヒョウ柄のような美しい模様が特徴です。
注意点: 運動量が非常に多いため、キャットタワーや遊ぶスペースが必要。遊び足りないとストレスを感じ、問題行動につながることも。毎日しっかり遊んであげられる環境が大切です。
こんな人におすすめ: 活発で遊び好きな猫と暮らしたい方、毎日たっぷり遊び相手ができる方、エキゾチックな見た目が好きな方。
ベンガル猫についてはこちらの記事でも解説しています

ライフスタイル別おすすめ猫種
自分の生活スタイルに合った猫種を選ぶことで、猫も飼い主もストレスなく暮らせます。

一人暮らし・留守が多い方向け
ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルーなど、独立心が強く一人でいることを苦にしないタイプがおすすめ。ただし、完全に放置するのではなく、帰宅後にはしっかり遊んであげましょう。
家族がいる・子どもがいる家庭向け
アメリカンショートヘア、ラグドール、メインクーンなど、社交的で温厚な性格の猫種が向いています。子どもにも優しく接してくれるタイプが安心です。
マンション・集合住宅向け
スコティッシュフォールド、ラグドール、ロシアンブルーなど、鳴き声が小さく穏やかな性格の猫種がおすすめ。走り回る音が気になる場合は、床にマットを敷くなどの工夫も有効です。
初めての猫飼い向け
アメリカンショートヘア、ミヌエット、ラグドールなど、人懐っこく穏やかで、お手入れもしやすい猫種が初心者さんに向いています。
アクティブに遊びたい方向け
ベンガル、マンチカン、アメリカンショートヘアなど、活発で遊び好きな猫種がぴったり。一緒に遊ぶ時間を十分に取れることが前提です。
猫種選びで失敗しないための注意点

見た目だけで選ばない
可愛いからという理由だけで選ぶと、性格や飼育の手間が想像と違ってストレスになることがあります。性格や必要なケア、かかりやすい病気まで調べてから決めましょう。
遺伝性疾患のリスクを理解する
特定の猫種には遺伝性疾患のリスクがあります。例えば、スコティッシュフォールドの骨軟骨異形成症、マンチカンの椎間板ヘルニアなど。迎える前にしっかり理解し、信頼できるブリーダーやペットショップから迎えることが大切です。
ブリーダーやペットショップの選び方
見学ができない、親猫を見せてくれない、衛生状態が悪い場所からは迎えないようにしましょう。信頼できるブリーダーは、親猫の健康状態や遺伝子検査の結果を開示してくれます。
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保護猫も選択肢に入れる
純血種にこだわらなければ、保護猫もおすすめです。性格が分かった状態で迎えられるため、ミスマッチが起きにくいメリットもあります。成猫なら落ち着いていて、初心者さんにも飼いやすいです。
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まとめ
飼いやすい猫種を選ぶときは、性格の穏やかさ、お手入れのしやすさ、健康面でのリスクをバランス良く考えることが大切です。今回ご紹介した10種類の猫は、それぞれに魅力があり、初心者さんでも安心して迎えられる猫種です。
ただし、同じ猫種でも個体差はあります。実際に会ってみて、フィーリングが合うかどうかも大切なポイントです。あなたと猫、お互いにとって幸せな生活が送れるよう、じっくり選んでくださいね。
猫との暮らしは、きっと毎日を豊かにしてくれます。この記事が、あなたにぴったりのパートナーとの出会いの手助けになれば嬉しいです。

