好印象な人の話し方15選|ぜひマネしたい会話術のコツ

以前、心理カウンセラーに興味があって講座を学んだことがあります。
資格取得は考えていませんでしたが、会話や人との関わり方に活かしたいという思いがありました。
先日、あるリアリティ番組でとても感じの良い女性を見かけ、その受け答えに心地よさを感じました。
改めて、自分はこうした話し方ができていないなと反省しつつ、学んだことを活かして、「 好感の持てる話し方 」についてのパターンをまとめてみたいと思いました。
自分自身の備忘録として、そして同じように感じている方にシェアできたら嬉しいです。

Contents

「好印象な人」ってどんな人?
「こころに寄り添う会話のコツ」

「なんだか、この人と話していると心地がいいな」
そんなふうに感じさせてくれる人があなたの身近にもいませんか?
言葉づかいや振る舞いはとても自然なのに、なぜか心にスッーと入ってくる。
その秘密は、特別な才能よりもちょっとした習慣なのかもしれません。

この記事では、心理学や会話の技術をベースにしながら
「感じのいい人が自然とやっている話し方のコツ」をまとめました。
難しい専門用語は使わず、今日からすぐに真似できるようにお届けします。
自分のための備忘録として、そして「私もそうなりたい」と感じている誰かのために。
あなたの言葉が、誰かの心をふわっと温かくする、そんなきっかけになりますように♡

nalu

それではさっそく会話術の紹介です!

信頼を生む会話の“土台”づくり

単純接触効果

距離を縮める反復

単純接触効果とは「何度も会う・やりとりすることで親しみが増す」心理のことです。

効果

少しずつ接点を増やすことで、信頼感や安心感が自然と生まれます。
「毎朝のあいさつだけでも距離は縮まる」…そんなイメージです。

使い方の会話の例

じゅにあ

おはようございます、昨日のお話、素敵でしたね

ダディ

またお会いしましたね、偶然が続くと嬉しいです

⚠ 注意点

しつこさ」や「無理に話しかける」のは逆効果に。
まずは笑顔であいさつなど、軽い接触から始めるのが効果的です。

自己開示の法則

心の扉を少し開く

自己開示の法則とは「自分のことを少し話すと、相手も心を開いてくれる」心理のことです。

効果

心の距離がぐっと近づき、信頼関係が育ちやすくなります。
ただし、ちょうどいい量がカギです。

使い方の会話の例

ダディ

実は緊張しやすくて…今日も内心ドキドキなんです

じゅにあ

私も最近、そのことで悩んでたんですよ

⚠ 注意点

重すぎる話や初対面で深すぎる開示はNG。
共通点を見つけるための開示くらいの軽やかさがベストです。

一体感願望を満たす

「私たち」への共鳴

一体感願望を満たすとは「人は“自分は仲間だ”と感じると安心する」という心理のことです。

効果

「あなたとは同じ側にいますよ」というサインになるため、
信頼や協力の関係が築きやすくなります。

使い方の会話の例

nalu

私たち、けっこう似てますよね

nalu

このチームで一緒にできて嬉しいです

nalu

分かります、それ、私もやっちゃいます

⚠ 注意点

相手に無理やり共感したり、迎合しすぎると逆効果。
共感しやすいポイントを選ぶのがコツです。

ネームコーリング

名前で呼ぶ、はじまりの一歩

ネームコーリングとは「相手の名前を呼ぶだけで、信頼や親近感が深まる」テクニックです。

効果

名前を呼ばれると、「ちゃんと向き合ってくれている」と感じやすくなります。
特に初対面やグループの中で効果的です。

使い方の会話の例

じゅにあ

〇〇さん、そのアイデア素敵ですね

じゅにあ

今日も○○さんの文章、読んでホッとしました

⚠ 注意点

多用しすぎると「わざとらしい」と感じられることも。
要所要所でやさしく添えるのが自然で好印象です。

共感と安心感を伝えるテクニック

バックトラッキング

「聞いてるよ」の姿勢

バックトラッキングとは「相手の言葉を軽く繰り返して共感を示す」テクニックです。

効果

「ちゃんと聞いてくれている」という安心感が生まれます。
話し手は「受け止めてもらえた」と感じやすくなります。

使い方の会話の例

ダディ

最近ちょっと疲れてて…

じゅにあ

そっかぁ、疲れてるんだね。無理しすぎないでね

⚠ 注意点

機械的なオウム返しにならないよう、気持ちを添える工夫が大切です。
共感やいたわりのひと言を添えると、より自然で温かい印象になりますよ。

ミラーリング

さりげない動作・言葉の共鳴

ミラーリングとは「相手のしぐさや言葉のリズムを自然にまねることで、無意識の共感を生む」方法です。

効果

“この人とはなんだか波長が合うな”という親近感を与えることができます。
安心して話してもらいやすくなります。

使い方の会話の例

  • 相手が「うんうん」とうなずいて話していれば、自分も同じようにうなずく
  • 相手が柔らかいトーンなら、自分も少し声をゆるめて合わせてみる

⚠ 注意点

意図的すぎると逆に不自然に見えるので、あくまで“相手のペースに合わせる”意識がポイントです。

ペーシング

話すペース・感情に合わせる

ペーシングとは「相手の感情や話すスピードに合わせて会話すること」です。

効果

相手は「この人は自分のペースを尊重してくれている」と感じ、安心感や信頼につながります。

使い方の会話の例

  • 相手がゆっくり静かに話しているとき、自分も落ち着いた声で返す
  • 相手が熱を込めて話しているときは、うなずきやリアクションを大きめに合わせる

⚠ 注意点

テンションが合っていないと違和感を与えることもあるので、観察力がカギになりますね。
合わせすぎず「寄り添うイメージ」です。

間(ま)の使い方

沈黙もコミュニケーション

間(ま)の使い方とは「沈黙や余白をあえて大切にすることで、安心感や信頼感を生む」コミュニケーションの技法です。

効果

間を怖がらずに使うと、相手は“急かされていない”と感じ、心を開きやすくなります。
また、感情の余韻や言葉の重みを伝える手段にもなります。

使い方の会話の例

ダディ

…ちょっと、悩んでいて

じゅにあ

(少し間をおいて)…そっか。よかったら、聞かせてくれる?

“待ってくれる人”がいるだけで、心が落ち着くこともありますよね。

⚠ 注意点

気まずさを埋めようと焦って話しすぎないことが大切。
相手の表情や呼吸を感じながら、言葉にならない部分も受けとめる気持ちで。

心に届く伝え方の技法

アイメッセージ

「私は〜」で伝える

アイメッセージとは「私はこう感じた」と、自分の感情を添える方法です。

効果

相手を責めずに、自分の感情を穏やかに伝えられます。
衝突や誤解を避けながら、率直な気持ちを届けることができます。

使い方の会話の例

nalu

絵がうまいのね!感動しました!

nalu

今度の飲み会行く?〇〇が来てくれると嬉しいなぁ

nalu

どうして遅かったの?心配しちゃったよ

⚠ 注意点

大げさにしすぎずに、自分の感情を添えてみることから。
「褒め上手・叱り上手・怒り上手・喜び上手」がコツです。

マイナス・プラス法

否定+肯定のバランス

マイナス・プラス法とはネガティブなことを伝えた後、ポジティブな言葉で締めくくる方法です。

効果

印象が柔らかくなり、「否定」で終わらない伝え方ができます。
聞き手の受け取り方も前向きに。

使い方の会話の例

じゅにあ

今日の資料、ちょっと伝わりにくかったかも。でもプレゼンの雰囲気はすごく良かったよ

じゅにあ

あなたの声は小さいけど、とてもきれいな声ですね

⚠ 注意点

無理にポジティブにまとめようとすると不自然に聞こえる可能性もあります。
本心からの前向きさを大切に。


アンダードッグ効果

あえて弱さを見せる

アンダードッグ効果とはあえて“弱さ”や“失敗”を見せることで、親近感や共感が得られやすくなる現象です。

効果

「この人も私と同じだ」と感じてもらえることで、心の距離が縮まります。

使い方の会話の例

ダディ

私もあのとき、うまくできなくてすごく悩みました

ダディ

方向音痴すぎて、よく待ち合わせに遅れちゃうんです…

⚠ 注意点

ただの“自虐ネタ”にならないよう注意。
弱さを見せたあとの“前向きさ”や“工夫”もセットで伝えると好印象です。

自己一致

態度・表情・言葉が調和

自己一致とは言葉・態度・表情が“ひとつにまとまっている”状態のことです。

効果

人は、言葉よりも“その人全体の雰囲気”をよく見ています。
一致していると、安心感と信頼を得やすくなります。

使い方の会話の例

  • 「あなたの言葉が本当に嬉しい」+ やわらかな笑顔
  • 「申し訳ない気持ちです」+ まっすぐな目と落ち着いた声

⚠ 注意点

「いいことを言えばOK」ではないということ。
感情を押し込まずに、言葉と気持ちがつながるよう意識することがポイントです。

相手の“心を満たす”伝え方

コンプリメント

努力や内面を褒める

コンプリメントとは相手の努力や内面に焦点をあてた“本質を捉えた褒め方”です。

効果

表面的な言葉よりも深く響き、「自分をちゃんと見てくれている」と感じさせます。

使い方の会話の例

じゅにあ

その準備、大変だったんじゃない?細かいところまで本当に丁寧だね

じゅにあ

いつも周りのことをよく見ていて、気配りができる方ですね。

⚠ 注意点

わざとらしい褒め方や、場違いなタイミングには注意です。
「観察×共感」で本当に伝えたいことを選びましょう。

承認欲求を満たす

「あなたを見てるよ」というサイン

承認欲求を満たすとは「あなたは大切にされている」というメッセージを伝えることです。

効果

人は誰しも“認められたい”気持ちを持っています。
さりげない一言が、相手の自己肯定感をぐっと高めることも。

使い方の会話の例

nalu

あなたの存在って、場の空気をやわらかくしてくれるよね

nalu

それ、ちゃんと見てたよ。気づいていたよ

⚠ 注意点

「褒めてご機嫌をとる」とは違います。
“どこが素敵だったか”を具体的に伝えることが鍵です。

タッチング(触れ方)

場に応じて距離を縮める手段

タッチングとはさりげない“触れ方”で相手との距離を縮める非言語のスキルです。

効果

状況に応じて適切なタイミングで触れることで、安心感や親しみを与えます。
(例:軽い握手、肩にそっと手を置く など)

使い方の例(対面時)

  • 励ますときに、そっと肩に触れる
  • 挨拶のときに、軽く手に触れる(親しい関係性で)

⚠ 注意点

文化・性別・関係性によって受け取り方が変わるため、慎重に判断を。
相手が安心して受け入れられる場面のみで使用するのが理想です。

好印象な話し方のコツを15選ご紹介しました。
うまく活用できないこともあると思います。うまく活用できるように少しずつ出来そうなことから実践してみてくださいね!

まとめ

感じのいい人が自然と使っている会話術

🪴 信頼の土台をつくる編

  • 単純接触効果:何度も接することで親しみが生まれる
  • 自己開示の法則:少し自分を見せると、相手も心を開きやすくなる
  • 一体感願望を満たす:「あなたと私は似ている」という共感が信頼に
  • ネームコーリング:名前を呼ぶことで、ぐっと距離が縮まる

🤝 共感と安心感を伝える編

  • バックトラッキング:相手の言葉を軽く繰り返して、「聞いてるよ」のサイン
  • ミラーリング:相手の口調やしぐさを自然に合わせて親近感を生む
  • ペーシング:相手のテンポや感情に寄り添い、安心感を与える
  • 間の使い方:言葉の余白が、信頼や思いやりを感じさせる

💬 心に届く伝え方編

  • アイメッセージ:「私はこう感じた」と添えると、誤解が生まれにくい
  • マイナス・プラス法:否定のあとに肯定を添えると、印象がやさしくなる
  • アンダードッグ効果:弱さを見せることで、親近感を得られることも
  • 自己一致:言葉と表情・態度を一致させると、説得力が増す

💞 相手の心を満たす伝え方編

  • コンプリメント:相手の行動や内面をしっかり観て伝える“本物のほめ言葉”
  • 承認欲求を満たす:「ちゃんと見てるよ」と伝えるだけで、心が満たされる
  • 一体感願望を満たす:「一緒にいる感覚」が人とのつながりを深める
  • タッチング:さりげないふれあいが、温かさや信頼を生む(場面に注意)

あとがき

これらのテクニックを改めて意識するようになったのは、ある番組で出会った、ひとりの女性の言葉遣いや受け答えに心を動かされたからでした。
丁寧に耳を傾け、相手の良さを見つけて言葉にし、自分の思いも穏やかに伝える――そんな姿に、「こういう話し方ができたら素敵だな」と感じました。

今回、なりたい自分に向かって努力をしたいなと思えた記事にもできました。

もう少し心理カウンセラーの講座で学んだことについてシェアしていきたいと思います。ぼちぼちと記事を書いていきますので、また訪問いただけたら嬉しいです。

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