名の変更、実は裁判所より大変だったのは?|申立てから11日、名の変更申立の記録

「名の変更 呼び出し」「家庭裁判所 電話 何?」「改名 面談 怖い」

そう検索してここに来た方は、きっと不安な気持ちで画面を見ていると思います。

私もまったく同じでした。

だから最初に結論をお伝えしますね。

面談は15分でした。その日のうちに、名の変更を認めるとの説明がありました。

弁護士や司法書士に頼まなくても、自分で申立てできました。費用は収入印紙800円のみです。

これは私のケースです。すべての方に同じ結果が保証されるわけではありません。でも、不安の中で検索しているあなたに、リアルな体験談を届けたくてこの記事を書きました。

Contents

名の変更申し立て、私のスケジュール

日付内容
2026年1月24日レターパックプラスで申立書を郵便ポストへ投函
1月29日ごろ家庭裁判所から電話
2月4日面談(約15分)
2月4日・同日名の変更を認める(認容)との説明
2月5日市役所で戸籍変更手続き

申立てから面談まで約10日。そして面談当日に許可が出ました。

費用は収入印紙800円のみ。電話呼び出しだったため切手は返還されました。
交通費は往復で約580円でした。

「呼び出し」の電話が来たとき

電話口では、こう言われました。

「少しお聞きしたいことがあるので来ていただけますか。日程が近いため、書面ではなく電話でご連絡しています」

正直、心の中で「何か問題があるのかな…、これは無理かも」と思いました。

ネットで調べると「呼び出しは不許可の可能性がある」という情報もあって、ドキドキしました。

でも実際の理由は、漢字の読みについて確認したいということでした。問題があったからではなく、確認のための呼び出しでした。

家庭裁判所に入るとき、実は一番緊張したのはここ

入口で荷物検査があります。全員が受けます。

今思えば、裁判所なので当たり前といえばそうなのですが、想定していなかったので、あの瞬間が一番緊張しました。面談より、荷物検査のほうが緊張したくらいです。

帰りはもちろんそういった検査はなく、さくっと外に出られました。

面談室の様子(想像よりずっと穏やか)

4畳ほどの小さな部屋。圧迫感はまったくありませんでした。

担当してくださったのは、60代後半くらいの女性で、とても穏やかで話しやすい方でした。裁判官とは直接会っていません。

服装はセーターとデニム。特別にフォーマルにしなくて大丈夫でした。

持ち物は、印鑑と身分証明書、名前使用の実績証明書類の原本(コピーは事前に送付済み)だけです。

面談で聞かれたこと

聞かれた内容は主にこちらでした。

  • なぜその名前を使うようになったのか
  • いつごろから通称名を使い始めたか
  • 友人や家族は通称名を知っているか
  • どんな場面で不便を感じるか

私は事前に申立書に「日常で呼ばれる名前と公式書類の名前が違うことで違和感や不便を感じる」と書いていたので、担当の方もすぐ理解してくださいました。

一番大事だったのは「漢字の読み」

私の通称名の一文字が、辞書を調べても一般的な読み方が載っていない漢字でした。

担当の方は実際にその場で辞書を確認し、「この読み方は載っていませんね」と読み上げてくれました。

さらに、戸籍にフリガナが付く制度変更があったことも話題に出ました。通称名でも正しい読みが明確になる、ということが許可の理由の一つになったようです。

「また変えることはできません」という説明

許可に際して、こう言われました。

「この名前が嫌だからもう一度変えたい、ということはできませんが大丈夫ですか?」

穏やかな言い方でしたが、安易な再変更は認められないという意味だと理解しています。

これは口頭での説明で、書面への記載はありませんでした。

証拠書類について(面談での扱い)

事前にコピーをたくさん送っていたので、面談では「こんなにたくさん集めるのも大変でしたね」とねぎらってくださいました。

現物を持参したところ、10年前のものもあるので紙の変色などの話にも触れ、その場ではさらっと確認して「裁判官に見せるためにお預かりします」とのこと。

実はLINEやメールのやり取りも、電話の段階では「あると良いかもしれない」と言われていました。でも面談では何も求められませんでした。使用年数が長く、公共料金という生活実態の証拠が十分あったからではないかと思っています。

証拠の詳細(提出した書類の一覧・枚数・保存のコツ)は、こちらの記事でまとめています。

名の申立許可の瞬間

60代と40代女性が面談室で会話をしている

面談のあと「裁判官と話してきます」と言われ、15分ほど待ちました。

呼ばれて戻ると、こう言われました。

「本件申立てを認容されました」

…正直、一瞬何のことかわかりませんでした。

「通ったということですか?」と確認したら、「はい、認められました」と言っていただいて、そこでやっと理解しました。

その後、書記官室へ移動し、名前を書いて印鑑を押して終わり。

思わず「えっ、これだけ?」と心の中で思いました。

午後2時15分に呼ばれて、すべて終わったのは4時15分ごろ。

名の変更で受け取る書類と違いについて

名の変更許可(家庭裁判所)が下りた後に必要となる最終的な書類は、「名の変更許可の審判書」(謄本)と、それが確定したことを証明する「確定証明書」です(確定証明書は役所によっては不要な場合あり)。

名の申立手審判書
実際の審判書のコピーです。
スクロールできます
手続き方法 書類受取のタイミング受け取る方法・書類
郵送で完了申立てから約2〜4週間後裁判所から書留(審判書謄本・確定証明書)が自宅に届く
呼び出し当日当日(即日審判)裁判所窓口にて直接「審判書謄本」を交付
呼び出し後日呼び出し後、数日〜1週間後裁判所で受け取り、または郵送で「審判書」を受け取る

家庭裁判所の外に出たときの気持ち

ビルから出てきた女性が、中での用事を終わって伸びをしてリラックスする様子。

「ふぅー」という感じです。

大きな仕事を成し遂げたような安堵感、ですかね。

本当に実感したのは、翌日、市役所で戸籍変更の手続きを終えて住民票の記載を見たときでした。

なぜ通称名を25年使っていたのか

あまり詳しくは書けませんが、事情があり個人が特定されにくくするため、別の名前を使い始めました。

同じ女性が二人、どっちが本物?というそぶり

長く使っているうちに、「ここではどちらの名前を名乗るべき?」という迷いが毎回生まれていました。

友人は通称名しか知らない。でも保険証は別の名前。救急搬送でもされたら、付き添ってくれた友人は通称名を伝えるでしょう。そういう現実的な不便もありました。

改名後は、その迷いがなくなりました。

「どっちの名前?」と考えなくていい。それだけで、ずいぶん楽になりました。

親への気持ち

親は「認められてよかったね、おめでとう」と言ってくれました。

でも、つけてくれた名前を変えてしまったことへの申し訳なさも少しありました。

名前が統一された安心感と、少しの複雑さ。

それが正直な気持ちです。

名の変更を考えている方へ

私の場合は、

  • 25年以上の通称使用実績
  • 2017年〜2025年分の継続的な証拠
  • 日常生活で不便を感じている

この3つが重なって許可になりました。

すべての方が同じ結果になるわけではありませんが、少なくとも言えることがあります。

「呼び出し=不許可」ではありませんでした。

面談は敵対的な場ではなく、穏やかな確認の場でした。

むしろ、わたしの場合は、こんな場所はドキドキしますよね?緊張してますか?と気づかっていただきました。

名の変更の申立ての準備について知りたい方ははこちら

許可のあとの手続きが実は大変でした

正直に言うと、許可よりもそのあとの名義変更のほうが時間がかかっています。

私は免許証の変更時に漢字を誤入力されたまま気づかず、後日再訪することになりました。それがきっかけで他の手続きも遅れました。

改名後にやるべき手続きと順番、失敗しないためのポイントはこちらにまとめています。

(本記事は個人の体験談です。制度や判断基準はケースによって異なります。申立ての際は、管轄の家庭裁判所へご確認ください。)

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