猫のおやつ手作りレシピ|ゆでたるだけの簡単レシピから低温ジャーキーまで

市販のおやつの成分を見て「できれば自分で作ってあげたいな」と思ったことがある飼い主さんは、きっと少なくないと思います。

わがやのじゅにあには基本的に市販品を与えていますが、ささみをゆでた時のほぐし身を「これでいいか」と出したら、すごい食いつきで。以来、ゆでささみを作るたびに少しおすそ分けするようになりました。

手作りおやつのいちばんの強みは、原材料が100%自分で把握できること。添加物ゼロで、猫に何を食べさせているかが完全に分かります。ただし、気をつけないといけない点もいくつかあるので、そこも含めてお伝えします。

この記事がおすすめな人
  • 市販品の添加物・原材料が気になって手作りを試してみたい
  • 簡単なレシピから始めたい(料理が得意でなくてもOK)
  • 手作りのメリット・デメリットを先に知りたい
  • 猫に与えてはいけない食材を把握しておきたい
Contents

手作りおやつのメリット・デメリット

手作りおやつにすることのメリットとデメリット

笑顔の猫と不機嫌な猫

メリット

  • 原材料が完全に分かる(添加物・保存料ゼロにできる)
  • アレルギーや食物過敏がある猫でも、素材を選んで安心して与えられる
  • 市販品より安くできる場合がある(特にささみ・まぐろなど)
  • 猫との関係を深める「手作りの時間」として楽しめる

デメリット

  • 保存期間が短い(基本的に冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間)
  • 栄養バランスを「完全食」にするのは難しい(あくまでおやつの範囲)
  • 毎回作る手間がかかる
  • 与えすぎると主食の食欲に影響することがある

手作りおやつはあくまで「補助・ごほうび」の位置づけで使うのがベストです。
主食を手作りに完全切り替えするのは、専門家への相談なしには難しい部分があります。

手作りおやつに使える食材・使えない食材

アイランドキッチンの上の食材

使いやすい食材

食材与え方特徴
鶏むね肉・ささみゆでる・蒸す(無塩)高たんぱく・低脂質。手作りの定番
まぐろ(刺身用)蒸す・湯通し魚好きな猫に。生は少量なら可だが加熱がより安心
サーモン(刺身用)必ず加熱生は寄生虫リスクがあるため、必ず火を通す
かぼちゃやわらかく蒸す・ゆでる食物繊維・ビタミン豊富。少量なら◎
さつまいもゆでてつぶす(少量)糖分があるため少量に
鶏レバーゆでる(月1〜2回程度)ビタミン豊富だが過剰はビタミンA中毒リスクが

絶対に使ってはいけない食材

  • ネギ・玉ねぎ・にんにく・ニラ(加熱後も毒性が残る)
  • ぶどう・レーズン(少量でも腎不全リスク)
  • チョコレート・カカオ(テオブロミン中毒)
  • アボカド(ペルシン中毒)
  • マカダミアナッツ
  • 生の卵白(大量摂取でビオチン欠乏症・少量なら問題ないが加熱が安全)

手作りおやつレシピ5選

キッチンでお湯を沸かす女性と猫

レシピ① ゆでるだけのほぐし身おやつ【基本の一品】

材料

鶏むね肉またはささみ(適量)・水

作り方

  1. 鶏むね肉を食べやすい大きさに切る
  2. 沸騰したお湯に入れ、中火で5〜7分ゆでる
  3. 火が通ったら取り出し、さましてから細かくほぐす
  4. 少量を皿に盛り付け、残りは冷蔵または冷凍保存

ポイント

塩・調味料は一切不要です。ゆで汁も「チキンスープ」として、フードに少しかけるか水の代わりに使えます。

保存1回あたりの目安
冷蔵2日・冷凍2〜3週間小さじ1/2〜1杯分(2〜5g程度)

電子レンジでささみを蒸す方法はこちらをご覧ください。

レシピ② 蒸しまぐろフレーク【魚好きな猫に】

材料

刺身用まぐろ(適量)

作り方

  1. まぐろを一口大に切る
  2. 耐熱皿に並べ、ふんわりラップをかけて電子レンジで1〜2分加熱(または蒸し器で5分)
  3. さましてから、細かくほぐす
  4. 少量を皿に盛り、残りは冷蔵保存

ポイント

生でも少量なら与えることもできますが、加熱のほうが寄生虫・細菌リスクを下げられます。まぐろには不飽和脂肪酸が多く、毎日大量に与えると黄色脂肪症(パンステアチス)のリスクがあるため、週2〜3回の「特別おやつ」として使うのがおすすめ。

保存1回あたりの目安
冷蔵1〜2日小さじ1/2程度

レシピ③ かぼちゃのやわらかマッシュ【毛玉ケア・腸活に】

材料

かぼちゃ(皮と種を取り除いたもの、50g程度)

作り方

  1. かぼちゃの皮・種を取り除き、一口大に切る
  2. 鍋でやわらかくなるまでゆでる(約10〜15分)
  3. 水気を切り、フォークでなめらかにつぶす
  4. さましてから少量を皿に

ポイント

食物繊維が豊富で、毛玉の排出をサポートする働きがあります。
糖分があるため多量は避け、小さじ1程度を週2〜3回が目安です。
猫によっては好みが分かれるので、最初は少量から試してみてください。

保存1回あたりの目安
冷蔵2〜3日小さじ1/2〜1程度

レシピ④ 手作り鶏むね肉ジャーキー(低温オーブン)【噛みごたえおやつ】

材料

鶏むね肉(適量)

作り方

  1. 鶏むね肉を薄く(5mm以下)そぎ切りにする
  2. キッチンペーパーで水分をよく拭き取る
  3. オーブンシートを敷いた天板に並べ、100〜110℃で1時間〜1時間半焼く
  4. 途中で一度裏返し、完全に乾燥したらさましてできあがり

ポイント

低温でゆっくり焼くことで、市販のジャーキーに近い食感になります。塩は不要。咬みごたえが出るので、噛むのが好きな猫に向いています。
焼きすぎると固くなるので、少し柔らかいうちに取り出して冷ます段階でさらに固まるくらいがちょうどいいです。

保存1回あたりの目安
常温・密閉で3〜5日(湿気に注意)1〜2枚(2〜5g程度)

レシピ⑤ チキンブロス(鶏のスープ)【水分補給に】

材料

鶏むね肉またはささみ(100g)・水(300ml)

作り方

  1. 鶏肉を小さく切り、水と一緒に鍋へ
  2. 中火で15〜20分ゆでる
  3. 肉を取り出し、スープだけを別容器に移してさます
  4. 完全に冷めたら表面の脂を取り除く

ポイント

水を飲まない猫への水分補給に使いやすいスープです。フードに少しかけたり、そのままスポイトや浅い皿に出したりして与えられます。
完全に無塩・無添加なので、腎臓ケアを意識している猫にも使いやすいです。取り出した鶏肉は「レシピ①のほぐし身」として活用できます。

保存1回あたりの目安
冷蔵2〜3日・冷凍で2〜3週間(製氷皿で凍らせると便利)大さじ1〜2杯(フードにかける場合)

手作りおやつを続けるための小さなコツ

手作りおやつを長く続けるためのポイントは「完璧を目指さないこと」です。

ゆでたカボチャを差し出す女性と猫

毎回作るのが大変なら、週末にまとめて作って冷凍しておくだけで十分。
鶏むね肉をゆでてほぐしたものを小分けに冷凍しておけば、使いたい分だけ解凍して出せます。

もちろん、毎日手作りにしなくても大丈夫。市販品と手作りを組み合わせながら、無理なく続けられる形を見つけてください。

まとめ

手作りおやつの最大の強みは「何が入っているか、完全に分かること」

ゆでささみ・蒸しまぐろ・かぼちゃマッシュ・低温ジャーキー・チキンブロス、どれも特別な調理技術は不要で、材料も手に入れやすいものばかりです。

「一度だけ試してみる」くらいの気持ちでOK
猫が喜んで食べてくれたら、それで十分です。

わがやでも、ささみをゆでたものだけですが、飛びついて食べてくれるので作る手間も報われます。

手作りに限らず、市販品と組み合わせながら、猫との食の時間を楽しんでもらえたらと思います。

手作りおやつQ&A

手作りおやつだけで食事を完全に賄えますか?

難しいです。猫に必要な栄養素(タウリン・アラキドン酸・ビタミンAなど)を手作りで完全に補うには、専門的な知識が必要です。
手作りはあくまで「おやつ・補助」、主食は総合栄養食が安全です。

生の魚をそのままあげてもいいですか?

少量であれば問題ないことが多いですが、寄生虫・細菌リスクを減らすために加熱がおすすめ。特にサーモンは必ず加熱を。

手作りおやつを食べた後、下痢をしました。どうすれば?

初めての食材や、与えすぎが原因で消化不良になることがあります。軽い症状なら1〜2日様子を見て(その間はおやつを休む)、症状が続く・悪化する場合は動物病院に相談してください。
次回から量を減らすか、食材を変えてみると原因が分かりやすくなります。

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